川島なお美さんの「死」に学ぶこと
女優・川島なお美さんが、
今年9月肝内胆管がんのため54歳で逝去しました。
闘病の様子が報道されると、抗がん剤治療を受けず、
民間療法を続けたことに対して批判の声も聞こえてきました。
そして12月、川島さんと夫の鎧塚俊彦さんとの共著
「カーテンコール」が発行されました。
インタビューに答える鎧塚さんの言葉が印象的で、
女優・川島なお美の生き方と、
それを受け入れた鎧塚さんの真愛を感じたものです。
彼女にとっての生きるとは、
「心臓を長く動かすことではなく、女優として生きること」。
その言葉から、すべてが女優として表舞台に立つことを
第一に考えたゆえの選択だったということがわかります。
川島さんは余命を知らされていなかったそうですが、
死にゆくその日まで、自分の生き方を貫く様に
「死に方も、生き方」なんだと私は思いました。
命をかけたその生き方を、責める権利など誰にもありません。
果てのない再発治療をしていても、余命宣告をされても、
人生は終わりではありません。
余命宣告されても今という時間は残されています。
だから、今、今、今、今この瞬間を思いの限り生きてほしいのです。
もし、命の期限を告げられたら、自分はどう生きるだろうか。
定命と受け入れ、悲しみを糧に笑える人でありたいです。
残された命の使い方、生き方を、自分で決められる人でありたいです。
もし、大切な人が余命宣告をされたら、自分はどうするだろうか。
その人が決めた生き方を受け入れ見守れる人でありたいです。
そんな自問自答を、時々します。
by brest1216
| 2015-12-09 09:00
| 乳がん
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